2011年3月7日月曜日

第4回 ~ソーシャルストーリ−ズから学ぶ子どものかかわり方〜 報告

母と子のコミュニケーションサポート第4回「ソーシャルストーリ−ズから学ぶ子どものかかわり方」が終了いたしました。

今回は、ソーシャルストーリーズを使用して、お子様に安心感を与えるコミュニケーションについてポイントをお伝えしながら、自分と他の人の感じ方の違いをゲーム感覚で感ることで思い込みを外すヒントにしていただいたり、実際に簡単なソーシャルストーリーも作成していただきました。

このソーシャルストーリーズですが、目にみえない社会のルールーや対人関係における暗黙の了解についてなどを説明するもので、行動の変容目的には使用しないというルールがあります。もちろん「〜しない」とか「こうしなさい」とか、これに類似する表現はしません。


でも、このソーシャルストーリーズ、実際やってみると、結構難しいのです。
子どもの”なぜ・なに”に答えるような説明が必要になりますので、思い込みを外して、子どもがどう感じているのかを正確に把握していないと書く事ができないことも多いのです。なんとなくではなく明確に表現しますから、作成者のソーシャルスキルが問われます。保護者の皆さんにとってはお子様理解の良いトレーニングになります。


さて、参加したみなさんの意見ですが、「どうしても ”こうしなさい” "ああしなさい"」になってしまうとのことでした。
そうです、ここがスタート地点です。地道にコツコツと、良いところ出来たことを記録するストーリーや手順について説明するストーリーを作成するところから初めて、お子様の困った場面で”安心して大丈夫”であることを説明できるストーリーを作成することを目標にすると良いでしょう。


それでは、お子様に安心感を与えるヒントを下にUPしておきます。
ご興味のある方はお声がけ下さいね。


お子様に安心感を与えるポイント
○ 思い込みに注意しながら、お子様が物事をどう見えているのか理解してみましょう。
○ お子様のフラストレーションの根底に着目してみましょう。 
○ 慌てず焦らず、こちらがいつも応援者であることがお子様に伝わるようにしてみましょう。 
○ ポジティブな表現を使いながら、「会話の迷子」にならない順序で話をしてみましょう。


ご参加いだだきました皆様ありがとうございました。